肩書きを並べても、相手の記憶には残らない
自己紹介でつまずく人のほとんどは、情報が足りないのではなく、情報が多すぎます。経歴、資格、今やっていること。全部を詰め込んだ結果、相手の記憶にはひとつも残りません。
覚えてもらえる自己紹介には共通点があります。相手が「自分ごと」に変換できる一文が入っているということです。
「誰の、どんな困りごとを、どうするか」
この3点だけで骨組みは完成します。逆に言えば、この3点が埋まっていない自己紹介は、どれだけ長くても伝わりません。
- 誰の — 相手を具体的に絞る。「みんな」は誰にも刺さりません
- どんな困りごとを — 相手が実際に口にする言葉で書く
- どうするか — 手段ではなく、変化のあとの状態を書く
たとえば「Webデザイナーです」ではなく、「はじめて自分の店を持つ人が、開店初日からお客さんを迎えられるようにする人です」と言う。同じ仕事でも、後者は相手の頭の中に絵が浮かびます。
つまずきポイント
きれいにまとめようとするほど、抽象的な言葉に逃げてしまいます。うまく書けないときは、直近で「ありがとう」と言われた場面をひとつ思い出して、そのときの相手をそのまま「誰の」に当てはめてください。
長さは3行。それ以上は削る
読み上げて15秒に収まる長さが目安です。足りないと感じるくらいでちょうどいい。会話が始まれば、続きは相手が質問してくれます。
自己紹介の目的は説明しきることではなく、次の一言を引き出すことです。完璧に伝えるより、興味を持たれるほうが先です。
この記事のまとめ
骨組みは「誰の・どんな困りごとを・どうするか」の3点。長さは3行、15秒。抽象的な言葉に逃げそうになったら、直近で感謝された場面に立ち返る。これだけ押さえておけば、次のクエストの投稿はぐっと書きやすくなります。